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電力会社を変えることを考え始めたのは2021年の冬だ。その年の12月の電気代が23,400円だった。2LDK・一人暮らし・エアコン1台でこの金額は高すぎると感じた。
そこから約2年、東京電力→Looopでんき→東京ガス電気、と2回乗り換えた。切り替え前後の電気代を記録し続けた結果、年間で約18,000円の節約になった。今回はその記録を全部公開する。
3社の利用期間と電気代の推移
| 期間 | 電力会社 | 月平均電気代 | 年間換算 |
|---|---|---|---|
| 〜2022年3月 | 東京電力(従量電灯B) | 約11,200円 | 約134,400円 |
| 2022年4月〜2023年6月 | Looopでんき(おうちプラン) | 約9,800円 | 約117,600円 |
| 2023年7月〜現在 | 東京ガス(ずっとも電気1) | 約9,700円 | 約116,400円 |
東京電力時代の月平均11,200円と比べると、現在の9,700円は月1,500円・年18,000円の節約だ。2年間累計で約30,000円強の節約になっている。
なぜ乗り換えを決めたのか
2020年に電力自由化が始まり、東京電力以外からも電気を買えるようになった(正確には2016年の全面自由化から)。ただ「面倒くさい」「どこに頼んでいいかわからない」で後回しにしていた。
動いたきっかけは職場の同僚が「電気代3,000円安くなった」と言ったからだ。「そんなに変わるの?」と思い、エネチェンジのサイトを開いた。
エネチェンジで比較した
エネチェンジ(enechange.jp)は電力会社の比較サイトだ。直近の電気代と使用量を入力すると、乗り換えた場合の年間節約額の目安が出る。
僕が入力した情報:
- 住所:東京都内(23区)
- 現在の契約:東京電力 従量電灯B・40A
- 月の電気代:約11,000円
- 月の使用量:約320kWh
この条件で複数社の見積もりが出てきた。当時一番節約額が大きかったのがLooopでんきの「おうちプラン」で、年間約17,000円安くなるという試算だった。
ただし、エネチェンジの試算はあくまで目安だ。実際の節約額は季節や生活スタイルによって変わる。「ざっくりどの会社が安いか」の方向性を知るために使うのが正しい使い方だと思っている。
Looopでんきへの切り替え
申し込みから開通まで
Looopでんきの申し込みはウェブだけで完結した。必要だったのは以下の情報だ。
- 現在の電力会社との契約番号(検針票の右上に書いてある)
- 支払い方法(クレジットカード)
- 引越し予定日(僕の場合は乗り換えなので不要)
申し込みから実際に切り替わるまで約2週間かかった。その間は自動的に東京電力からLooopでんきに切り替わる。工事は一切ない。これが「電力自由化」の仕組みで、送電線は東京電力のものを使い続け、電気代の請求先が変わるだけだ。
Looopでんきの使用感
おうちプランは基本料金0円で、使った量に応じて単価が変わる料金体系だ。「基本料金がかからない=電気を使わない月は安い」というメリットがある。
2022年春〜夏は月9,000〜9,500円で満足していた。が、2022年後半から2023年前半にかけて電気代が全体的に高騰し始めた。燃料価格の上昇と円安の影響で、電力各社が値上げした時期だ。
Looopでんきの市場連動型プランは電力市場価格に連動するため、市場価格が高騰すると電気代も上がる。2023年の1〜2月は特に高く、月10,500円になった月もあった。
「安定した電気代」を優先したくなり、再度エネチェンジで比較したのが2023年の春だ。
東京ガス電気への切り替え
ガスとセットで割引がある
東京ガスは元々ガスを使っていたので、電気もセットにすることで「ガス・電気セット割引」が適用される。割引額は年間で3,000〜5,000円程度だが、あとはLooopでんきより料金体系が安定していた(市場連動ではなく固定単価)。
申し込みもウェブで完結。Looopでんきからの乗り換えは「前の会社を解約して東京ガスに申し込む」だけで、やはり工事は不要だった。
現在の状況
東京ガス電気に変えてから月平均9,700円前後で安定している。季節変動はあるが(夏と冬は高い)、市場連動型のような急騰がない安心感がある。
ガスとのセット請求なので、毎月の明細がまとまって見やすいのも地味な利点だ。
乗り換えで失敗しないための注意点
1. 解約違約金を確認する
電力会社によっては、一定期間内の解約に違約金が発生するプランがある。Looopでんきのおうちプランは違約金なしだったが、他社では「2年縛り」「解約金5,000円」などの条件があるので必ず確認する。
2. ポイント還元キャンペーンに惑わされない
乗り換えキャンペーンで「Amazonギフト券1万円プレゼント」などの広告がある。一見お得だが、月々の電気代の差額で計算してどちらがトータルで安いかを見るべきだ。キャンペーン目当てで割高な会社に変えても意味がない。
3. 再生可能エネルギー比率を確認する
環境意識が高い人は、電力会社の再エネ比率を見てみると良い。Looopでんきは再生可能エネルギー100%を謳っているプランがある(料金は多少高い)。東京ガスは火力発電が主体だ。値段だけでなく「どんな電気を使いたいか」も判断基準の一つだ。
4. マンションは自由に選べない場合がある
分譲マンションや一部の賃貸では、建物全体で電力会社が決まっている「一括受電」の場合がある。この場合は個別に乗り換えができない。まず自分の住まいが一括受電かどうかを確認する必要がある(管理組合や管理会社に聞けばわかる)。
乗り換えの手順まとめ
- 直近3〜6ヶ月の電気代・使用量をメモする(検針票か電力会社のアプリで確認)
- エネチェンジなど比較サイトで年間節約額の目安を確認
- 気になる会社の料金プランをよく読む(違約金・燃料費調整額の有無など)
- 選んだ会社のウェブサイトから申し込み(10〜15分で完了)
- 2週間程度で自動切替、工事不要
乗り換えに向いている人・向いていない人を正直に言うと、月の電気代が8,000円以上の人なら乗り換えの節約効果が出やすい。月3,000〜4,000円台の1人暮らし(電気をほとんど使わない)の場合は、乗り換えても数百円しか変わらないこともある。
まとめ
2年間で2回乗り換え、年間18,000円の節約。申し込みにかかった時間は合計30分以下だ。工事も不要、停電リスクも皆無。
乗り換えはやることがシンプルで、リスクがほぼない。「どこも同じでしょ」という思い込みで後回しにしているなら、エネチェンジで試算だけでもやってみてほしい。数字を見れば、動くかどうか判断できる。
