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2023年の1月、電気代の請求書を見て目を疑った。請求金額:21,840円。去年の同月は14,200円だったのに。
燃料費の高騰が続き、電気代の単価が上がっていることは知っていた。でも2万円を超えてくると、もう「仕方ない」では済まされない。そこから3ヶ月間、本気で節電に取り組んだ。結果を先に言うと、3ヶ月後の4月請求額は13,800円に下がった。
やったことを全部記録したので、効果があったものとなかったものを含めて公開する。
我が家のスペックと使用状況
まず比較のベースとして我が家の環境を明かしておく。
- 住居:2LDK(約52㎡)マンション・1981年築
- 家族構成:夫婦2人
- 家電:エアコン2台、冷蔵庫(2015年製500L型)、洗濯乾燥機(2019年製)、テレビ2台
- 契約:東京電力 従量電灯B 50A
1981年築という古さが電気代に直結している可能性がある。断熱性能が低く、エアコンの効率が悪いのは自覚していた。
3ヶ月間の取り組みと効果
取り組み1:エアコンの設定温度を変えた
節電の効果が最も大きかったのがエアコンの設定温度変更だ。
それまで冬の暖房を23〜24℃設定で使っていた。これを20〜21℃に変えた。環境省の推奨する暖房設定温度は20℃なので、それに近づけた形だ。
最初の1週間は正直寒かった。でも毛布を1枚追加して厚手の部屋着にしたら気にならなくなった。体が慣れると21℃でも十分暖かい。
エアコンは設定温度を1℃下げると電気代が約10%削減できると言われている(理論値)。我が家では3℃下げたので、計算上は約30%の削減効果がある。実際の計測では、エアコン関連の電気代が月約3,500円削減できたと推定した(スマートプラグで計測)。
フィルター清掃も忘れずに。エアコンのフィルターが詰まっていると、同じ設定温度でも効率が下がる。1ヶ月に1回掃除機でフィルターを吸うだけで、体感としてエアコンが早く部屋を暖めるようになった。
取り組み2:照明をLEDに全交換
2LDKの部屋に蛍光灯器具が5台残っていた。全てLED電球・LED照明に交換した。
| 箇所 | 変更前 | 変更後 | 消費電力差 |
|---|---|---|---|
| リビング | 丸型蛍光灯 40W+32W | LEDシーリング 37W | -35W |
| 寝室 | 丸型蛍光灯 32W+20W | LEDシーリング 24W | -28W |
| キッチン | 蛍光灯 40W | LED電球 8.5W | -31.5W |
| トイレ | 電球 60W | LED電球 6.4W | -53.6W |
| 洗面台 | 電球 40W | LED電球 4.4W | -35.6W |
合計で183.7Wの削減。毎日平均8時間点灯すると仮定すると、月換算で約44kWh。電力単価を30円/kWhとすると月1,320円の節約計算だ。
実際にかかった費用はLEDシーリング2台(合計12,000円)とLED電球3個(合計2,400円)で計14,400円。単純計算で11ヶ月で元が取れる。LEDの寿命は約40,000時間(約13.7年)なので、長期的には大きなコスト削減になる。
取り組み3:待機電力をカットした
ワットチェッカーを1,800円で購入して、家中の待機電力を計測した。
- テレビ(液晶42インチ):0.5W(待機中)
- 録画レコーダー:13.2W(録画スタンバイ)
- Wi-Fiルーター:8.4W(常時)
- 電子レンジ:2.1W(時計表示)
- 洗濯機:0.8W(コンセント挿しっぱなし)
- PS4(スタンバイモード):6.5W
意外だったのが録画レコーダーの13.2Wだ。毎日13.2W×24時間=316.8Whの電力を消費していた。月換算で237kWh…いや、237Wh×30日=7,128Wh、つまり約7kWh。月210円のコストだが、「録画を減らして使用を見直す」ことで半分程度に抑えた。
全体的に待機電力カットで月400〜600円程度の削減効果があった。大きくはないが、「使っていないのに電気が流れている」のは気持ち的に嫌だったので対処した。
取り組み4:古い家電の買い替えを検討
2015年製の冷蔵庫(500L型)が気になった。省エネ基準が年々向上しており、8年前の製品は現行モデルより年間電気代が数千円高い可能性がある。
環境省の省エネ製品買換ナビゲーション「しんきゅうさん」で試算してみた。2015年製の同クラス冷蔵庫と2023年製の最新モデルを比較すると、年間電気代の差は約2,500〜4,000円という結果が出た。
新しい冷蔵庫は10〜15万円するので、電気代の差額で元を取るには25〜40年かかる計算だ。現時点での買い替えは節電目的では割に合わないと判断し、故障するまで使い続けることにした。
ただし、10年以上前の冷蔵庫(2000年代製)は別の話だ。省エネ性能が大きく違い、買い替え効果が出やすい。
3ヶ月の結果
| 月 | 電気代 | 前年同月比 |
|---|---|---|
| 2023年1月(節電前) | 21,840円 | — |
| 2023年2月(節電1ヶ月目) | 18,200円 | -3,640円 |
| 2023年3月(節電2ヶ月目) | 15,600円 | -4,040円(前月比) |
| 2023年4月(節電3ヶ月目) | 13,800円 | — |
3ヶ月で21,840円→13,800円、月8,040円の削減に成功した。年間換算すると約96,000円の削減だが、実際には夏・秋のクーラー稼働期間や生活の変化もあるため単純比較はできない。年間を通じると30,000〜40,000円の節約効果があったと推測している。
やったけど効果が薄かったこと
節電を試みたが効果が出にくかったこともある。
- コンセントを全部抜く:洗濯機・電子レンジなど待機電力が小さい機器はほぼ無意味。常に抜き差しするのが手間の割に節約効果が小さかった
- 風呂の追い焚き回数を減らす:電気ではなくガスの節約なので電気代には効かなかった(当たり前だが気づいていなかった)
- 節電プロテクターの導入:いくつかの製品を試したが、数百円の節約効果も実感できなかった
まとめ:電気代を本気で下げる3つの優先順位
3ヶ月の取り組みで見えてきた「効果が大きい順」はこうだ。
- エアコンの設定温度を適正化する(冬は20〜21℃、夏は27〜28℃):最大効果
- 照明をLEDに交換する(一度やれば長期間効果が続く):中〜大効果
- 録画機器・ゲーム機などの大きめ待機電力を減らす:中効果
電気代が高くて困っている人は、まずエアコン設定温度の見直しから始めてほしい。費用ゼロで月3,000円以上の削減効果が出た我が家の経験は、参考になるはずだ。
